沓手鳥孤城落月(読み)ほととぎすこじょうのらくげつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

沓手鳥孤城落月
ほととぎすこじょうのらくげつ

戯曲,歌舞伎作品。3幕6場。坪内逍遙史劇第3作目。 1897年9月『新小説』に発表。 1905年5月大阪角座で 11世片岡仁左衛門が淀君片桐且元二役で初演。翌 06年3月東京座で,市川猿之助 (且元) ,中村芝翫 (のち5世中村歌右衛門,淀君) らが上演ヒステリーの淀君は以後も歌右衛門の持ち役となって,「糒庫 (ほしいぐら) の場」など独立して演じられる。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典の解説

沓手鳥孤城落月
ほととぎす こじょうのらくげつ

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
作者
坪内逍遙
初演
明治38.5(大阪・角座)

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精選版 日本国語大辞典の解説

ほととぎすこじょうのらくげつ ‥コジャウのラクゲツ【沓手鳥孤城落月】

戯曲。三幕六場。坪内逍遙作。明治三〇年(一八九七)発表。同三八年初演。大坂城落城の際の淀君、片桐且元らの悲劇を中心に描いた史劇。「桐一葉」の続編。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほととぎすこじょうのらくげつ【沓手鳥孤城落月】

戯曲。坪内逍遥作。《桐一葉》の続編にあたる。1897年9月《新小説》の付録として〈春のや主人〉の名で発表。当初の読本体を1916年11月《戯曲選集》第1編の《沓手鳥孤城落月》で,作者みずから脚本の体裁に改めた。初演は1905年5月の大阪角座。片岡我当(のちの11世仁左衛門)が片桐且元と淀君を演じた。東京での初演は翌年3月の東京座で,このときは淀君を中村芝翫(のちの5世中村歌右衛門)が演じ,一代の当り役となり,6世歌右衛門もこれを得意の役としている。

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