沢庵のおもしに茶袋（読み）タクアンノオモシニチャブクロ

デジタル大辞泉

沢庵たくあんのおもしに茶袋ちゃぶくろ

沢庵漬けを作るときに、上に軽い茶袋をのせても重しにならないことから、効き目のないことのたとえ。
[類語]馬耳東風・馬の耳に風・馬の耳に念仏・犬に論語・牛に経文・牛に対して琴ことを弾ず・兎に祭文・糠ぬかに釘・豆腐に鎹かすがい・暖簾のれんに腕押し・石に灸きゅう・石に針・汽車の後押し・網の目に風とまらず・籠で水を汲む・屋上屋おくを架す・屋下に屋を架す・月夜に提灯ちょうちん・闇の夜の錦・泥田を棒で打つ・竹藪に矢を射るよう・死に馬に鍼はり・氷に鏤ちりばむ・泥裡でいりに土塊どかいを洗う・権兵衛が種蒔きゃ烏からすがほじくる・骨折り損の草臥くたびれ儲もうけ

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

たくあん【沢庵】 の おもしに茶袋(ちゃぶくろ)

1. 少しもききめのないことのたとえ。ぬかにくぎ。

出典　精選版 日本国語大辞典