籠で水を汲む(読み)カゴデミズヲクム

デジタル大辞泉 「籠で水を汲む」の意味・読み・例文・類語

かごみず・む

ほねをおっても効果のないことのたとえ。
[類語]馬耳東風馬の耳に風馬の耳に念仏犬に論語牛に経文牛に対してことを弾ず兎に祭文ぬかに釘豆腐にかすがい暖簾のれんに腕押し石にきゅう石に針沢庵たくあんのおもしに茶袋汽車の後押し網の目に風とまらず屋上おくを架す屋下に屋を架す月夜に提灯ちょうちん闇の夜の錦泥田を棒で打つ竹藪に矢を射るよう死に馬にはり氷にちりば泥裡でいり土塊どかいを洗う権兵衛が種蒔きゃからすがほじくる骨折り損の草臥くたびもう

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精選版 日本国語大辞典 「籠で水を汲む」の意味・読み・例文・類語

かご【籠】 で 水(みず)を汲(く)

  1. ( かごで水を汲んでも、水は少しもたまらないところから ) 骨を折って苦労しても、効果が全然ないことのたとえ。ざるに水。みそこしで水をすくう。
    1. [初出の実例]「たとへかごにて水を汲む程の健怠者なりとも」(出典:塵塚物語(1552)一)

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ことわざを知る辞典 「籠で水を汲む」の解説

籠で水を汲む

骨を折って苦労しても、効果が全然ないことのたとえ。

[解説] 水を籠ででくんでも少しもたまらないところから。

[類句] 笊に水/味噌漉しで水を掬う

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