月夜に提灯(読み)ツキヨニチョウチン

デジタル大辞泉 「月夜に提灯」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「月夜に提灯」の意味・読み・例文・類語

つきよ【月夜】 に 提灯(ちょうちん)

  1. ( 明るい月夜提灯をともす意から ) 無益・不必要なことのたとえ。また、無用の奢(おご)り。〔俳諧・世話尽(1656)〕
    1. [初出の実例]「奢るもの月夜に挑燈除夜は闇」(出典:雑俳・十八公(1729))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「月夜に提灯」の解説

月夜に提灯

無益・不必要なことのたとえ。また、無用のぜいたくやおごりのたとえ。

[使用例] ざんをするがね、実は我ながら、とぼけて居て、ひとりでおかしいくらいなんだよ。月夜に提灯が贅沢なら、真昼間ぶらで提げたのは、何だろう、よっぽど半間さ[泉鏡花縷紅新草|1939]

[解説] 今日では、街灯が普及して月明かりを意識することが少なくなりましたが、かつては月が明るい夜には提灯をともさないのが当たり前でした。ただし、商家などでは、繁盛ぶりを示そうとして灯をともし、「月夜に提灯も外聞」ということもありました。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む