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油圧機器 ゆあつききoil hydraulic components

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

油圧機器
ゆあつきき
oil hydraulic components

密閉した容器内での静止している縮まない流体の1点で圧力の増加があると,流体内のすべての点で同じ大きさの圧力の増加がみられるという「パスカルの原理」を応用し,小さい油圧ポンプで油を高圧にし,油圧シリンダなどに導いて大きな力を発生させる機器。このような機器を組合せて油圧回路または油圧装置を構成するには,管,管継手,ゴムホース,蓄圧器,フィルタ熱交換器,油タンクなどが必要で,一般には,これらすべてを含めて油圧機器という。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

油圧機器
ゆあつきき

油圧駆動装置を構成する機器の総称。油圧ポンプ、油圧モーター油圧シリンダーのほか、各種制御弁、アキュムレーター、フィルター、油タンクなどが含まれる。油圧ポンプ、油圧モーターとしては容積型のものが用いられ、歯車型、ベーン型、ピストン型などがある。容積型ポンプとモーターは、容積が周期的に増減する空間を利用し、容積が増加する間に一定量の流体を吸い込み、減少する間に送り出すものである。制御弁には回路の圧力を制御するリリーフ弁、カウンターバランス弁や、流量を制御する流量調整弁、絞り弁、分流弁、流れの方向を制御する方向切換え弁、逆止め弁などがある。
 これらの機器を管によって接続し、油圧回路を構成する。油圧ポンプによって油にエネルギーを与え、圧力を高めて油圧モーターまたは油圧シリンダーに送り、それらの機器によって油から動力を取り出し、各種機械を運転する。伝達すべき動力の増大に伴って回路圧力も増大し、現在では通常10~20メガパスカルの圧力が用いられ、35メガパスカルにすることもある。このような構成の油圧伝動装置は、強い力が得られ、速度も自由に調整でき、過負荷に対する安全装置も簡単であるなどの長所をもつ。工作機械をはじめ荷役機械、パワーショベルなどの建設機械、船舶、航空機の諸装置の駆動および制御に広く用いられている。[池尾 茂]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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