法術(読み)ホウジュツ

デジタル大辞泉 「法術」の意味・読み・例文・類語

ほう‐じゅつ〔ハフ‐〕【法術】

法律実際に運用すること。
法律によって国を治める術。法家の術。
方術3」に同じ。
手段方法
「これすなはち坐禅の―なり」〈正法眼蔵・坐禅儀〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「法術」の意味・読み・例文・類語

ほう‐じゅつハフ‥【法術】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 法律によって国を治める手だて。法家の術。〔新論‐法術〕
  3. 手段。方法。
    1. [初出の実例]「不思量底如何思量、これ非思量なり。これすなはち坐禅の法術なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)坐禅儀)
  4. ほうじゅつ(方術)
    1. [初出の実例]「或法術之士、稟天機而多方」(出典本朝文粋(1060頃)三・鳥獣言語〈菅原涼茂〉)
  5. 法令を適用して紛争を解決するなど、法理実地に応用すること。
    1. [初出の実例]「弟子曾子に典獄の法術を問也」(出典:足利本論語抄(16C)子張第十九)

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普及版 字通 「法術」の読み・字形・画数・意味

【法術】ほう(はふ)じゆつ

法家の刑名の学。〔後漢書、班彪伝上〕興り、太宗錯(てうそ)をして太子くに法を以てし、賈誼をして梁王にふるに詩書を以てせしむ。

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