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海流発電 かいりゅうはつでん ocean current power generation

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

海流発電
かいりゅうはつでん
ocean current power generation

海流のエネルギーを利用した発電。海洋全体を循環するような大規模な流れ (海洋大循環) は,平均した流速・流量を持っており,安定した発電を可能にすると考えられ,日本列島の東側を北上する黒潮を利用する発電が検討されている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

かいりゅう‐はつでん〔カイリウ‐〕【海流発電】

黒潮などの海流を利用した発電。海中に設置した発電装置のプロペラを海流の力で回転させて電気をつくる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

海流発電
かいりゅうはつでん
power generation from the ocean currents

海流のエネルギーを利用する発電。一般に、動く物の運動エネルギーは、「質量×速さの2乗×0.5」であるが、エネルギーの利用を図る場合には、エネルギーが流れる(補給される)速さも考えなければならない。これを考えると利用対象は、エネルギーにさらに「速さ」を掛けた量すなわち「工率(仕事率)」となる。工率は、速さの3乗に比例し、国際単位系での単位はワット(W)である。たとえば、幅100キロメートル、深さ100メートルの鉛直断面を、毎秒1メートルの速さで海水が流れる(黒潮程度の海流の表層部に相当する)ときの工率は5ギガワット(GW)である。ある見積りによる工率は、黒潮では8ギガワット、フロリダ海流では25ギガワット、太平洋赤道潜流では20ギガワットとなっている。海流エネルギー利用の可能性は、アメリカや日本などで検討されてきた。しかし、強い海流は普通海岸から遠い沖合を流れる、海底が深い、装置の係留と保守がやさしくない、などの理由で、当分実用化の見込みはないようである。
 流れを利用するという点で似ているのは、潮流エネルギーの利用である。流れの向きや速さが変わるという点はぐあいが悪いが、強い潮流は海峡など陸地に近く浅い所を流れるので、海流に比べれば利用しやすい。小規模の潮流水車は11世紀からフランスなどで使われていた。[高野健三]
『「黒潮の運動エネルギーの段階的開発利用に関する調査報告――発電への利用を中心として」(『科学技術庁資源調査会報告』第82号・1979)』

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