昭和期の小説家
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
推理作家。本名佐野昌一。徳島市生まれ。早稲田(わせだ)大学理工学部を卒業して逓信(ていしん)省電気試験所員となり、1928年(昭和3)『電気風呂(ぶろ)の怪事件』を『新青年』に発表して推理小説家としてデビューした。その後『俘囚(ふしゅう)』(1934)を皮切りにSFの分野に手を染め、『十八時の音楽浴』(1938)などを発表、日本SF界の先駆者の一人になった。理化学的トリックや人体改造、異星人の侵略テーマを得意とし、児童物のSFでは『地球盗難』(1936)、『浮かぶ飛行島』(1938)、『火星兵団』(1940)などがある。
[厚木 淳]
『『十八時の音楽浴』(ハヤカワ文庫)』▽『『地球盗難』(朝日ソノラマ・ソノラマ文庫)』
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