清洲橋(読み)きよすばし

精選版 日本国語大辞典 「清洲橋」の意味・読み・例文・類語

きよす‐ばし【清洲橋】

  1. 東京都江東区清澄と中央区日本橋中洲を結ぶ橋。隅田川河口近く、自碇式(じていしき)吊橋で、昭和三年(一九二八完工

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「清洲橋」の意味・わかりやすい解説

清洲橋
きよすばし

隅田川にかかる。東京都中央区中洲と江東区清澄を結ぶ。橋名は両岸地名から一字ずつをとった。1923年の関東大震災の復興事業として,復興局の太田円三と,のちに東京大学教授となる田中豊の指導のもと,隅田川のほかの 6橋とともに計画,建設された。1928年完成。吊橋であるが,鋼線を束ねたワイヤケーブルではなく,海軍で研究されていた高張力の低マンガン鋼(ジュコール鋼。→マンガン鋼)からなる穴あき鋼板をピンでつなげた,いわゆるチェーンケーブルが用いられた。また,そのケーブルを外部のアンカーブロックではなく自身の桁に定着させた自定式吊橋である。橋長は 186.3m,中央スパン長は 91.4m。男性的なイメージの永代橋と対をなし,優美なデザインで「震災復興の華」と呼ばれた。2007年に同じ隅田川の勝鬨橋,永代橋とともに,都道府県の道路橋として初めて国の重要文化財指定された。

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デジタル大辞泉プラス 「清洲橋」の解説

清洲橋

東京都江東区にある吊り橋。1928年竣工。隅田川河口近くに架かる。隅田川震災復興橋梁群の中核的存在。2000年、土木学会により「帝都を飾るツイン・ゲイト」のひとつとして土木遺産認定

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事典 日本の地域遺産 「清洲橋」の解説

清洲橋

(東京都中央区;東京都江東区)
近代化産業遺産」指定の地域遺産。
国指定重要文化財

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