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減感作療法 ゲンカンサリョウホウ

デジタル大辞泉の解説

げんかんさ‐りょうほう〔‐レウハフ〕【減感作療法】

アレルギー性疾患の治療法の一。原因となる物質のアレルゲンをごく微量ずつ与えて身体を慣らし、過敏反応が起こらないようにするもの。

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百科事典マイペディアの解説

減感作療法【げんかんさりょうほう】

生体の過敏状態を除去する処置。生体を感作した後,アナフィラキシーなどのアレルギー現象を誘発するに至らない少量の抗原を与えると,細胞に付着していた抗体は一応消費され,数日〜数週は再度の抗原投与にも全く抗原抗体反応を示さない。
→関連項目アレルゲン外傷後ストレス障害花粉症

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世界大百科事典 第2版の解説

げんかんさりょうほう【減感作療法 hyposensitization treatment】

回避できないアレルゲンによってひき起こされるアレルギー性疾患に対する特殊な治療法。抗原物質に対して過敏な状態にすることを〈感作sensitization〉といい,その過敏性を除去する処置を〈減感作〉(かつては除感作脱感作といった)という。減感作療法はこの方法を用いたものである。アレルギー性疾患の治療の原則は,病気の原因となっているアレルゲンを回避することである。しかし室内塵や花粉などのように,どうしても回避できないアレルゲンもあり,これらに対して用いられる。

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大辞林 第三版の解説

げんかんさりょうほう【減感作療法】

アレルギー性疾患の治療法の一。原因となる抗原を増量しながら定期的に注射し、過敏性を低下させる。脱感作療法。免疫療法。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

減感作療法
げんかんさりょうほう

IgE抗体が関与する型アレルギー疾患(とくにアトピー性気管支喘息(ぜんそく)、花粉症、アレルギー性鼻炎)に対し、原因抗原を定期的に投与(一般的には注射)し、原因抗原に対する過敏性を低下させようとする治療法である。脱感作療法、アレルゲン免疫療法ともいう。
 原因抗原の回避が困難な場合、たとえば室内塵(じん)、花粉類などの吸入性抗原が対象となるが、回避可能でも職業上取り扱わざるをえないときには対象となる。即時型皮内反応が出ない程度の低濃度の抗原液注射から始め、週1、2回の注射を継続して増量し、維持量に達したら2~4週に1回の注射を継続する。有効な場合には数年は継続することが望ましい。有効率は70~80%である。奏効機序としては、(1)IgGに属する遮断抗体が産生され、抗原とIgE抗体との反応を抑制する、(2)IgE抗体が減少する、(3)抗原とIgE抗体との反応による好塩基球・マスト細胞(肥満細胞)からのヒスタミン遊離がおこりにくくなる、などが考えられている。原因抗原液を注射する治療法であるので、注射量が適切でないと症状の増悪やアナフィラキシーショックをおこすことがあるので注意が必要である。[高橋昭三]

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世界大百科事典内の減感作療法の言及

【蕁麻疹】より

…次に一般臨床検査,免疫学的検査,病巣感染検査,物理学的検査,負荷試験,スクラッチテスト,性格検査などが行われる。こうして病因が確定すればその除去が根本となるが,食物,薬剤などの原因物質を避けることが比較的容易であるのに対して,吸入性抗原などはそれが困難であり,従来は特異的減感作療法が施行されていた。しかしながら,この方法は,まれに重篤な反応(ショック)をひき起こすことなどにより,現在では再検討されつつある。…

【免疫療法】より

…一方,目的とする抗原(アレルゲン)に対する免疫反応が人体にとって不利益な反応(アレルギー)をもたらす場合には,このような免疫反応の減弱を目標として少量のアレルゲンを徐々に増量していく治療法が行われている。これは減感作療法あるいは脱感作療法と呼ばれ,気管支喘息(ぜんそく),花粉アレルギー,一部の薬剤アレルギーなどに対して行われている。(2)受動免疫療法は人体のもっていない特異抗体を補充投与する治療法で,細菌や他の生物由来の毒素に対する抗毒素の投与が行われている。…

※「減感作療法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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