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漢奸 カンカン

5件 の用語解説(漢奸の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

かん‐かん【漢×奸】

中国で、敵に通じる者。売国奴。特に、抗日戦争下、日本に協力した者をいう。
[補説]書名別項。→漢奸

かんかん【漢奸】[書名]

堀田善衛短編小説。日本敗戦前後の上海(シャンハイ)を描く。昭和26年(1951)発表。同年、「広場の孤独」とあわせ第26回芥川賞受賞。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんかん【漢奸 hàn jiān】

祖国の利益を外国に売りわたす民族裏切者をいう中国語。清朝時代には,漢族の利益をふみにじって異民族満州王朝支配に奉仕する漢人がそれで,たとえば清朝のために太平天国を討伐した曾国藩は,体制派から同治中興の名臣とたたえられたのにたいし,革命派からは漢奸と非難された。民国時代には日本の侵略に奉仕したものが主で,南京に傀儡(かいらい)国民政府(1940‐45)を組織して日本軍の占領地域の支配を代行した汪兆銘をその筆頭とする。

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大辞林 第三版の解説

かんかん【漢奸】

中国で、敵側に内通する人をいう。売国奴。特に、戦前の対日協力者をさすことが多い。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

漢奸
かんかん

中国、清(しん)の時代に、支配民族である満州人に通じた漢人をいったところから、中国で外国侵略者に通じる者をいう。アヘン戦争(1840~42)以来の中国の近現代は、長く民族の存亡の瀬戸際にたたされていた。そこで、外国侵略者の手先となり、率先して民族の利益を売り渡す漢奸は、売国奴、スパイ、民族の裏切り者としてもっとも強く世の非難を浴びた。とりわけ満州事変(1931~32)以後、亡国の危機が強く意識されるにつれ、日本に協力する者に対する非難は高まった。この時期の漢奸としては、「満州国」の総理大臣を務めた鄭孝胥(ていこうしょ)、「東洋のマタハリ」の異名をとった川島芳子(よしこ)、冀東(きとう)防共自治政府の殷汝耕(いんじょこう)などがいるが、最大の漢奸は、第二次世界大戦中、日本側に寝返り、傀儡(かいらい)政権の「国民政府」の首班になった汪兆銘(おうちょうめい/ワンチャオミン)であろう。なお、今日の中国では意味が多少変わり、中国人に限らず、一般的に民族の裏切り者、売国奴をさすようになった。[倉橋正直]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の漢奸の言及

【川島芳子】より

…1時〈満州国〉女官長を務め,また熱河作戦では〈安国軍司令〉として部隊を率いて活動し,関東軍の宣伝材料に利用された。日本の敗戦後,45年秋,北平(北京)で漢奸として逮捕され,中華民国河北高等法院での裁判を経て,48年春に死刑。【並木 頼寿】。…

※「漢奸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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