潜水具(読み)センスイグ

デジタル大辞泉 「潜水具」の意味・読み・例文・類語

せんすい‐ぐ【潜水具】

潜水するために用いる器具水上から空気を送る兜式かぶとしきのもの、圧搾空気を携帯するアクアラング式のものなど。潜水器

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精選版 日本国語大辞典 「潜水具」の意味・読み・例文・類語

せんすい‐ぐ【潜水具】

  1. 〘 名詞 〙 水中にもぐるための道具。水中めがね、ウエットスーツ、潜水器などをいう。
    1. [初出の実例]「潜水具を貸してくれる所はないのか」(出典:地中海の漁港(1967)〈小川国夫〉)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「潜水具」の意味・わかりやすい解説

潜水具
せんすいぐ

人間が水中環境下で身体を保護し、安全を確保して活動するために、ダイバー(潜水夫)の身体に装着し、または携行する装備品の総称。ダイバーに潜水中の呼吸を確保する潜水器、冷水から身体を保温し、外傷から守る各種潜水服、またこれに付属するフード、グローブ、シューズ、水面での呼吸補助具であるシュノーケル、水中で視力を得るためのマスク、浮力を調節するウェイト(重錘)、ライフジャケット(救命胴衣)、BC(浮力調節具)、ダイバーに推進力を与えるフィン(足ひれ)、潜水時間を管理するダイバーズウォッチ(防水腕時計)、深度を測る水深計、身体にロープなどが絡まったときに切る刃物(ナイフ)、水中で方位を測るためのコンパス、水中ライト、潜水病予防のための減圧時間を表示する減圧計などが、ダイバー装備品に含まれる。これら装備品の装着は安全管理上からも重要で、高気圧作業安全衛生規則では、ヘルメット潜水にダイバーズウォッチ、水深計、鋭利な刃物が、スキューバダイビングにダイバーズウォッチ、水深計、鋭利な刃物、救命胴衣の装着が義務づけられているほか、潜水安全基準にもこれらの装着が定められている。

山田 稔]


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