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火山放出物 かざんほうしゅつぶつvolcanic ejecta

岩石学辞典の解説

火山放出物

火山噴出物の中で,火口から空中に放出された固体液体の破片状物質[片山ほか : 1970].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

百科事典マイペディアの解説

火山放出物【かざんほうしゅつぶつ】

火山噴火の際,火口から放出される物質。火山ガス,溶岩のほかに種々の岩片(火山砕屑(さいせつ)物)を含む。粒子の大きさにより火山岩塊(直径64mm以上),火山灰(直径2mm以下),火山礫(れき)(その中間)に分ける。
→関連項目火山砕屑岩噴火

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

火山放出物
かざんほうしゅつぶつ

火山爆発で空中に放出された液体ないし固体の破片状物質で、地上に落下後はすべて固化する。火山砕屑(さいせつ)物の一種である。地下のマグマが直接に噴出したものと、既存の岩石の破片とがあり、後者だけを出す爆発を水蒸気爆発とよぶ。粒の大小で、火山岩塊(噴石)、火山礫(れき)、火山灰に大別される。大粒のものは放物線を描いて火口付近に落下するが、細粒のものほど高空に吹き上げられ、風に運ばれて遠方に降下する。微細な火山灰は成層圏までも吹き上げられ、地球を幾周も回る。[諏訪 彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の火山放出物の言及

【火山】より

…この規模の噴火では,圧力は2000~500気圧,1回の放出物の量は1×105~4×105tになる。【下鶴 大輔】
【火山放出物】
 火山から放出される物質は大別して,火山ガス,温泉水,溶岩流,火山砕屑物(火砕物)などがある。火山ガスの大部分は水蒸気であるが,その大部分は地表水が地下でマグマにより熱せられて気化したものである可能性がある。…

※「火山放出物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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