熊苺(読み)クマイチゴ

デジタル大辞泉 「熊苺」の意味・読み・例文・類語

くま‐いちご【熊×苺】

バラ科の落葉小低木。日当たりのよい山地に生え、茎にとげが多い。葉は広卵形で三~五つに浅く裂ける。初夏白い花をつけ、実は赤く熟し、食べられる。
[類語]木苺野苺オランダ苺梶苺草苺苗代苺苦苺薔薇苺冬苺紅花苺蛇苺紅葉苺ストロベリー

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精選版 日本国語大辞典 「熊苺」の意味・読み・例文・類語

くま‐いちご【熊苺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. バラ科の落葉低木。各地の日当たりのよい山地に生える。茎は直立して高さ一~二メートルになり、全体に細毛と刺(とげ)がある。葉は柄があり長さ五~一〇センチメートルの卵円形で浅く三~五裂し、縁には鋸歯(きょし)がある。春、葉腋(ようえき)から花柄を出し、径約二・五センチメートルの白色の五弁花を三~七個ずつつける。夏、径一・五センチメートルほどの球形の果実が黄赤色に熟し食べられる。漢名、蓬。やまいちご。たちいちご。さんざしばのいちご。
    1. [初出の実例]「とらんとてわらはやはしり熊いちご〈広重〉」(出典:俳諧・桜川(1674)夏)
  3. 植物「こじきいちご(乞食苺)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「熊苺」の解説

熊苺 (クマイチゴ)

学名Rubus crataegifolius
植物。バラ科の落葉低木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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