デジタル大辞泉 「蛇苺」の意味・読み・例文・類語 へび‐いちご【蛇×苺】 バラ科の多年草。原野や道端にみられ、茎は地をはい、節から新芽を出してふえる。葉は3枚の小葉からなる複葉で、長い柄をもつ。4~6月、黄色い5弁花をつけ、実は赤く熟し、食べられるが味は淡白。くちなわいちご。《季 夏》「田水満ち日いづる露に―/蛇笏」[類語]苺・木苺・野苺・オランダ苺・梶苺・草苺・熊苺・苗代苺・苦苺・薔薇苺・冬苺・紅花苺・紅葉苺・ストロベリー くちなわ‐いちご〔くちなは‐〕【▽蛇×苺】 ヘビイチゴの別名。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「蛇苺」の意味・読み・例文・類語 へび‐いちご【蛇苺】 〘 名詞 〙 バラ科の多年草。各地の原野、路傍に生える。茎は地上をはい、長さは約一メートル。葉は三出複葉で長い柄があり、各小葉は長さ約三センチメートルの倒卵状円形で縁にあらい鋸歯(きょし)がある。春、葉腋から花柄を出し、その先に小さな黄色い五弁花をつける。痩果は小さく赤色の粒状で、表面に凹凸があり、球形にふくらんだ花托の表面に散在する。蛇が食べる苺と考えられた。俗に毒があるとされるが、無毒。漢名、蛇苺。へみいちご。くちなわいちご。どくいちご。《 季語・夏 》▼へびいちごの花《 季語・春 》 〔多識編(1631)〕 くちなわ‐いちごくちなは‥【蛇苺】 〘 名詞 〙 植物「へびいちご(蛇苺)」の異名。《 季語・夏 》[初出の実例]「いきすだま、くちなはいちご、おにわらび」(出典:枕草子(10C終)一五三) へみ‐いちご【蛇苺】 〘 名詞 〙 =へびいちご(蛇苺)〔本草和名(918頃)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
動植物名よみかた辞典 普及版 「蛇苺」の解説 蛇苺 (ヘビイチゴ・クチナワイチゴ;ヘビノイチゴ;ヘミイチゴ) 学名:Duchesnea chrysantha植物。バラ科の匍匐性多年草 出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報 Sponserd by