オランダ苺(読み)オランダイチゴ

デジタル大辞泉 「オランダ苺」の意味・読み・例文・類語

オランダ‐いちご【オランダ×苺】

バラ科多年草匍匐茎ほふくけいで繁殖し、全体に縮れた毛が密生。葉は3枚の小葉からなり、長い柄がある。春、白い5弁花を開き、実は卵形で赤く熟し、食用南アメリカ原産で、日本には天保年間(1830~1843)にオランダから渡来したという。
[類語]木苺野苺梶苺草苺熊苺苗代苺苦苺薔薇苺冬苺紅花苺蛇苺紅葉苺ストロベリー

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関連語 和訓栞 名詞 季語

精選版 日本国語大辞典 「オランダ苺」の意味・読み・例文・類語

オランダ‐いちご【オランダ苺】

  1. 〘 名詞 〙 バラ科の多年草。アメリカの大果性のものとヨーロッパの小果性のものから一七、八世紀ごろオランダで作られたものが原種で、江戸末期渡来した栽培種。茎は長くのびてはい、節から根を下ろし繁殖する。葉は倒卵状菱形の小葉三枚が掌状につき、縁に鋸歯(きょし)があり、葉裏、葉柄、茎には軟毛が密生する。春、白い五弁の花が咲く。実は花托(かたく)がふくらんだ肉質の偽果で赤く熟す。主産地は静岡県、兵庫県などで、形、大きさは品種により変化が多く、生で食べたり、ジュースジャム苺酒などに加工する。いちご。せいよういちご。ストロベリー。

▼オランダいちごの花《 季語・春 》 〔和訓栞(1777‐1862)〕

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