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版位 ハンイ

世界大百科事典 第2版の解説

へんい【版位】

版によって定められた位階列次。版とは朝廷での儀式のとき,参列者のおのおのの座席の位置を示すために目印として置かれた木製の板。律令の規定によれば,その大きさは7寸(約21cm)四方で厚さ5寸(約15cm)の板に皇太子以下,諸臣百官の位階を漆で書くとある。10世紀半ばの藤原師輔の《九暦》には〈版に就く〉という例が散見し,また藤原道長の《御堂関白記》には〈版位を取るべし〉といった記事がある。そのほか年中行事にかかわるものとして正月の白馬節会(あおうまのせちえ)では〈少納言逢春門より入りて版位に就く〉などの例もある。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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