論判(読み)ロンパン

デジタル大辞泉 「論判」の意味・読み・例文・類語

ろん‐ぱん【論判】

[名](スル)《「ろんばん」とも》
論じて是非を判じること。「論判を下す」
是非を論じ争うこと。論争議論。「激しく論判する」
[類語]論戦論争争論論陣紛議物議激論暴論極論痛論熱論硬論論ずる論議議論言論公論論弁談義あげつらう

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精選版 日本国語大辞典 「論判」の意味・読み・例文・類語

ろん‐ぱん【論判】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ろんばん」とも )
  2. 議論して是非・善悪を判定すること。
    1. [初出の実例]「仏説にも無く、論判にも無く」(出典:神道集(1358頃)一)
  3. 論じ争うこと。言い争うこと。論争。
    1. [初出の実例]「引摺り出して、論判(ロンバン)しろ」(出典歌舞伎梅柳若葉加賀染(1819)大詰)

ろっ‐ぱん【論判】

  1. 〘 名詞 〙ろんぱん(論判)
    1. [初出の実例]「泣出すと乳母はたが屋とろっぱんし」(出典:雑俳・柳多留‐二(1767))

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