猿滑(読み)さるなめり

精選版 日本国語大辞典 「猿滑」の意味・読み・例文・類語

さる‐なめり【猿滑】

※書陵部本夫木(1310頃)二九足引の山のかけぢのさるなめりすべらかにてもよをわたらはや〈藤原為家〉」
[補注]「名語記‐五」には「さるなめりといへる木をばぶなといへり」とある。

さる‐なめ【猿滑】

〘名〙
① 植物「なつつばき(夏椿)」の異名。《季・夏》
② 植物「りょうぶ(令法)」の異名。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「猿滑」の意味・読み・例文・類語

さる‐すべり【猿滑/百紅】

ミソハギ科の落葉高木。高さ3~7メートル。幹は薄い紅紫色で皮ははげやすく、跡が白くなり、滑らか。葉は楕円形。夏から秋にかけて、しわの多い紅・淡紫・白などの6弁花をつける。中国原産で、観賞用に栽培される。ひゃくじつこう。 夏》「ゆふばえにこぼるる花や―/草城

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「猿滑」の解説

猿滑 (サルスベリ・サルナメリ)

学名Lagerstroemia indica
植物。ミソハギ科の落葉高木,園芸植物

猿滑 (サルスベリ・サルナメシ)

植物。ツツジ科の落葉小高木,園芸植物,薬用植物ネジキ別称

猿滑 (サルスベリ・サルナメ;サルナメリ)

植物。リョウブ科の落葉小高木,園芸植物。リョウブの別称

猿滑 (サルスベリ・サルナメ)

植物。ツバキ科の落葉高木,園芸植物。ナツツバキの別称

猿滑 (サルスベリ・サルナメリ)

植物。ツバキ科の落葉高木,園芸植物。ヒメシャラの別称

猿滑 (サルナメシ)

植物。ミズキ科の落葉高木,園芸植物。ヤマボウシの別称

猿滑 (サルスベリ)

植物。クスノキ科の落葉低木。ヤマコウバシの別称

猿滑 (サルスベリ)

植物。モクレン科の常緑高木。オガタマノキの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android