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獣道 ケモノミチ

百科事典マイペディアの解説

獣道【けものみち】

野生が行動圏内の日常的な移動に一定の経路を通ることによりできる通路。野生獣はその行動圏内に採食場,巣,排泄(はいせつ)場などの決まったポイントをもち,獣道はそれらのポイントをつなぐ役割を果たす。

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世界大百科事典 第2版の解説

けものみち【獣道】

獣が,行動圏内の日常的な移動に一定の経路をたどることから成立する通路。一般には,やぶの中を切り開いてつくられるノウサギの道のように,一見してそれとわかる一定の特徴をもつ。大規模なものでは,丘陵地の等高線に沿ってつくられる自動車道と見まがうようなアフリカゾウの道,毎年季節的な移動経路として多数の個体によって使われるため,岩がすり減ってくぼみをつくるトナカイの道などがあり,特殊なものとしては,水場と水場を峠を越えてつなぐカワウソの道,モグラのトンネル・システムなどがある。

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大辞林 第三版の解説

けものみち【獣道】

鹿や猪などけものの往来によって、いつの間にかできた山中の細い道。 「 -に迷い込む」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

獣道
けものみち
animal path

野生獣の休息地と採食地などの間にできた通路をいう。野生の獣類では、休息場や隠れ場と採食地との間など、その行動圏内の通路が定まっていて、同じコースを移動することが多い。森林中や草原ではこの通路がかき分けられ、地面が踏み固められているし、ドブネズミやクマネズミでは足跡で汚れている。これらはいずれも獣道とよばれ、猟師、とくにわな猟師はこの通路を読み取って猟場を定めるし、ネズミの駆除でもこの通路に毒餌(どくじ)を置くのが効果的である。狩猟用語や古語では、ウジ、ウツ、ワリ、カヨイなどともよばれる。イノシシやシカのよく使う通路には、ハイカーが登山路と間違って入り込み、迷うことがある。こういう道はシシ道、シカ道ともいわれる。[朝日 稔]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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