コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

環中 かんちゅう

2件 の用語解説(環中の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

環中 かんちゅう

1790-1859 江戸時代後期の僧。
寛政2年生まれ。周防(すおう)(山口県)の人。臨済(りんざい)宗。須弥山(しゅみせん)宇宙論をとなえて梵暦(ぼんれき)運動をおしすすめた円通の弟子。師の没後,一派をたてる。晩年,京都天竜寺栖松軒の住持となった。安政6年9月18日死去。70歳。俗姓は高木。字(あざな)は禅機。号は観雲,無窮子。著作に「紀元暦書」「須弥界四時異同弁」。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

環中

生年:生没年不詳
須弥山説擁護の一方の旗頭として論陣をはった江戸後期の臨済宗の僧。須弥山宇宙論を唱え梵暦運動の中心人物であった円通の高弟。無窮子と号し,京都天竜寺の住職。算術に才があり,師の円通に数理の疑義をただしたが解消せず,天保5(1834)年師の没後は師の説に異なる一派をなし,師の説を継ぐ信暁と対立したが,算数に明るい環中派が優勢であった。天保14年『須弥界四時異同弁』を著し,円通の仏説天文学の数理に合わない点をただした。別に『紀元暦書』や藤田頼央と共著の『須弥界暦書』の著がある。また門下の晃厳と共に縮象儀や須弥山儀などの機器を考案・製作している。

(内田正男)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

環中の関連キーワード文雄四海須弥旗頭論陣論陣を張るクリスチーヌドピザン中村哲三並良霊遊

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

環中の関連情報