田圃(読み)タンボ

デジタル大辞泉 「田圃」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぼ【×圃/田んぼ】

《「たのも(田面)」あるいは「たおも(田面)」の音変化か。「田圃」は当て字》田。水田
[類語]水田田地青田稲田泥田山田棚田新田本田美田

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精選版 日本国語大辞典 「田圃」の意味・読み・例文・類語

たんぼ【田圃】

  1. ( 「田圃」はあて字 )
  2. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 田になっている土地。田。水田。たのも。〔俚言集覧(1797頃)〕
      1. [初出の実例]「田圃(タンボ)の路の吹晒しで、すっかり縮み上ってしまった」(出典歌舞伎・天衣紛上野初花(河内山)(1881)六幕)
    2. どぶ。みぞ。下水。
      1. [初出の実例]「色じゃの誠を立ると、皆偽りたぶらかし、お前を泥溝(タンボ)へ打ち込みし仕業」(出典:洒落本・来芝一代記(1797))
  3. [ 2 ] 江戸遊郭、新吉原周辺の称。吉原たんぼ。中たんぼ。
    1. [初出の実例]「くゎんをんうら門 一、人にしのぶには、此うら門よりゆくがよし、〈略〉され共たんほにかかることなかれ」(出典:評判記・吉原恋の道引(1678))

でん‐ぽ【田圃・田畝】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「でんぼ」とも ) 田と畑。でんぱた。たはた。
    1. [初出の実例]「今聞。諸国寺家。多不法。或草堂始闢。争求額題。幢幡僅施。即訴田畝」(出典:続日本紀‐霊亀二年(716)五月庚寅)
    2. 「田圃(デンボ)をひらきて新に町を建たりしより」(出典:滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)八)
    3. [その他の文献]〔書経‐盤庚・上〕

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普及版 字通 「田圃」の読み・字形・画数・意味

【田圃】でんぽ

たはた。

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