上原六四郎(1848-1913)が《俗楽旋律考》(1895)の中で命名した日本の音階の名称の一つ。上原は日本の音楽を都会の音楽(義太夫節や長唄など近世邦楽)と田舎の音楽(民謡など)に分け,それぞれ異なった音階を持つとした。そして前者の半音を含む音階(陰旋法)を都節(みやこぶし),後者の半音を含まない音階(陽旋法)を田舎節と名づけた。しかしこの上行と下行で形が異なる音階は,その後の民謡研究により,批判されている。
執筆者:加納 マリ
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