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男性の更年期障害 だんせいのこうねんきしょうがい

食の医学館の解説

だんせいのこうねんきしょうがい【男性の更年期障害】

《どんな病気か?》


〈男性ホルモンの減少により不定愁訴が起こる〉
 更年期障害(こうねんきしょうがい)といえば、閉経(へいけい)前後の女性の症状と思われがちですが、男性にも更年期はあり、このところ男性の更年期障害が注目されています。
 男性の更年期障害の症状は、肩こり、尿がでにくい、性機能の低下、記憶力・集中力の低下、体がだるい、やる気がでないなどで、病院へいっても過労と診断され、見すごされてしまうこともあるようです。
 最大の原因は、加齢によって男性ホルモンが減少すること。性ホルモンの分泌(ぶんぴつ)が低下すると、体はそのぶん回復しようと無理をして自律神経(じりつしんけい)を乱れさせ、不定愁訴(ふていしゅうそ)を起こす(一症状が長時間続くことは少なく、日によって症状がかわったり、何種類もの症状を訴えたりする)のです。それに精神的ストレスが加わると発症しやすくなります。40~50歳代の男性に多くみられますが、最近では若年化の傾向があります。
 男性の更年期は女性の場合ほど急激でないものの、30歳ごろから男性ホルモンが減りはじめ、60歳では40歳とくらべ25%も低下します。更年期の不調は、いずれかならず消えるものですが、症状がひどい場合はホルモン剤が投与されます。

《関連する食品》


〈症状を緩和するにはビタミンB12、B6が効果的〉
○栄養成分としての働きから
 食品では、男性ホルモンなどの生成に関与するビタミンEやナイアシンを十分にとると効果的です。
 ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類、たらこや青背の魚、ウナギ、ホウレンソウ、ブロッコリー、カボチャなどに多く含まれています。ナイアシンはカツオやサバ、ブリなどの魚のほか、レバーにも豊富です。
 また更年期障害のそれぞれの症状を緩和する栄養素として、記憶力・集中力の低下には神経細胞の働きを支えるビタミンB12が、神経伝達物質の合成にはビタミンB6が有効です。
 ビタミンB12はアサリ、カキ、シジミなどの貝類やレバーに、ビタミンB6はマグロ、サンマ、サバなどの魚類やレバーに多く含まれています。
 ビタミンB群は、体の中にためておくことができないので、毎日の食事にとりいれましょう。

出典|小学館食の医学館について | 情報

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