男波(読み)おなみ

精選版 日本国語大辞典 「男波」の意味・読み・例文・類語

お‐なみ を‥【男波】

〘名〙 高低のある波の中で、高く強い方の波。片男波。⇔女波(めなみ)
※行宗集(1140頃)「鴨鳥の群れゐて騒ぐ入江にはおのが羽風にを波立つらし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「男波」の意味・読み・例文・類語

お‐なみ〔を‐〕【男波/浪】

低い波の次に打ち寄せてくる高い波。また、高低のある波の中で、高いほうの波。⇔女波めなみ
[類語]波浪さざ波白波逆波津波土用波うねり小波大波高波荒波波濤怒濤激浪女波余波徒波あだなみ逆浪げきろう横波海嘯夕波波頭なみがしら波頭はとう波の花波間

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android