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片男波 かたおなみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

片男波
かたおなみ

和歌山県北西部,和歌浦湾に突出する砂嘴。長さ 2.5km。和歌山市に属する。内側の潟湖は紀ノ川の古い分流和歌川の河口にあたる入江で,和歌浦と呼ばれる古くからの名所。地名は『万葉集』の「和歌の浦に潮満ちくればかたをなみ…」に由来。和歌ノリの養殖地で和歌浦漁港ではかまぼこの製造が行われる。

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デジタル大辞泉の解説

かた‐おなみ〔‐をなみ〕【片男波】

《「万葉集」九一九の山部赤人の歌「和歌の浦に潮満ち来れば潟(かた)を無み葦辺(あしべ)をさして鶴(たづ)鳴き渡る」の「潟を無み」をもじった語》打ち寄せる波のうちの高い波。おなみ。
「寄せては帰る―」〈謡・松風

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大辞林 第三版の解説

かたおなみ【片男波】

〔山部赤人の歌「和歌の浦に潮満ち来れば潟を無み葦辺をさして鶴たず鳴き渡る」の「かたをなみ」を「片男波」にこじつけてできた語〕
高い波。男波おなみ。 「寄せては帰る-/謡曲・松風」

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世界大百科事典内の片男波の言及

【和歌浦】より

…和歌山市の南部,和歌川河口一帯の海辺で,古くより景勝の地として著名。河口には砂嘴(さし)の片男波(かたおなみ)が長く延び,かつては海中の島であった玉津島には和歌の神として信仰された玉津島神社が鎮座する。724年(神亀1)聖武天皇が行幸,風光を賞して名を〈明光浦〉と改め,玉津島神をまつった(《続日本紀》)。…

※「片男波」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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