…生理的に塩を要求するのは人間だけでなく,牛馬をはじめとする動物にも見られる。夜間に塩を移動することを禁じ,夜間に塩の名を口にするときには〈波の花〉といい換えるのは,ヤマイヌとかオオカミなど危険な動物に気づかれぬよう心をくばった古代の人々の習慣のなごりとみることができる。【坪井 洋文】
【調理と塩】
料理の塩分濃度はほぼ1%が基本である。…
※「波の花」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...