画一(読み)カクイツ

デジタル大辞泉 「画一」の意味・読み・例文・類語

かく‐いつ〔クワク‐〕【画一/×劃一】

個々事情個性考慮に入れないで、すべてを一様にそろえること。「―主義」「―化」
[類語]均一均質均等画一的一色等質同質一様一律

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「画一」の意味・読み・例文・類語

かく‐いつクヮク‥【画一】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 )( ━する )( 「一」の字を書いたようだということ ) 一本の線を引いたように正しく整っていること。何もかも一様に整えそろえること。個々の差異・事情を認めず、すべてを一様に統一すること。
    1. [初出の実例]「如今文政率画一、吾自童年君実」(出典:頼山陽詩集(1832)一五・画杜鵑行、謝白河田内月堂)
    2. 「天下の議論を画一ならしめんと欲する勿れ」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)
  3. ( 「一」を書く意から ) 書道筆法
    1. [初出の実例]「空海、久閲翰墨。志深画一」(出典:性霊集‐四(835頃)進李邑真迹屏風一帖表)

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普及版 字通 「画一」の読み・字形・画数・意味

【画一】かく(くわく)いつ

一様にととのえる。〔史記、曹相国世家〕百姓之れを歌ひて曰く、何(せうか)法を爲(つく)る (あき)らかなること畫一の如しと。

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