一律(読み)イチリツ

デジタル大辞泉 「一律」の意味・読み・例文・類語

いち‐りつ【一律】

[名・形動]
一つ音律。→4
同じ節。単一の調子
物事の調子が一様で変化がないこと。また、そのさま。「一律速度」「千篇一律
すべてが同じで例外がないこと。また、そのさま。「両者を一律に扱う」「一律に二割引きで売る」「一律な料金」
[類語]均一均質画一画一的一色等質同質一様無差別千篇一律共通等しい同じ同一等価同等均等等し並みイコール互角五分ごぶ元元対等同列同級同席同位符合合致一致吻合ふんごう整合暗合該当適合適応相当即応順応対応照応見合う当てはまる伯仲五分五分おっつかっつ拮抗きっこうどっこいどっこいとんとん匹敵比肩伍する相半ばする肩を並べる勝るとも劣らない並び立つ負けず劣らずいずれ劣らぬ似たり寄ったり並ぶ団栗どんぐりせい比べ双璧ちょぼちょぼ甲乙付け難い雁行一進一退鍔競つばぜり合い竜虎相追いつ追われつ抜きつ抜かれつ競り合うせめぎ合う攻防一歩も引かぬ一緒同前同然同上同類同様そのまま

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精選版 日本国語大辞典 「一律」の意味・読み・例文・類語

いち‐りつ【一律】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一つの音律。十二律のうちの一つ。
    1. [初出の実例]「間々(まま)に皆一律を盗めるに、五の穴のみ、上の間に調子を持たずして」(出典徒然草(1331頃)二一九)
    2. [その他の文献]〔宋史‐律史〕
  3. 同じ節。単一の調子。〔韓愈樊紹述墓誌銘〕
  4. ( 形動 ) 転じて、物事のやり方や調子が一様で変化や例外がないさま。また、異なったものをも同一に扱うこと。一様。→千篇一律(せんぺんいちりつ)
    1. [初出の実例]「料を定めて点を出すも、又風流家の一律なり」(出典:俳諧・俳諧世説(1785)二)
    2. 「千古の文体皆一律なるべし」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)

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普及版 字通 「一律」の読み・字形・画数・意味

【一律】いちりつ

一本調子

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