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異常伝搬 いじょうでんぱん anomalous propagation

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

異常伝搬
いじょうでんぱん
anomalous propagation

火山の爆発などの際に生じた大出力音が数百 km,場合によると数千 km離れたところに達しながら,その中間に音の聞えない地域を生じる現象。これは,地上 80~100kmに温度の逆転層があり,その層に沿って音が伝搬するためと考えられている。

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百科事典マイペディアの解説

異常伝搬【いじょうでんぱん】

大気中の著しい気温の逆転層,温度傾度の大きいところ,あるいは小さい乱流セルの存在するところで,音波が反射,屈折,回折して,音の勢力が衰えずに遠距離まで伝搬したりする現象。
→関連項目外聴域内聴域

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世界大百科事典 第2版の解説

いじょうでんぱん【異常伝搬 abnormal propagation】

波動の伝搬が異常な現象をいうが,ここでは音について解説する。音は音源から遠く離れるに従って,その強さが衰えついに聞こえなくなってしまうのが普通である。しかし火薬の大量爆発や火山の噴火の大爆音のような場合には,音源から数十kmで音はいったん弱まって聞こえなくなるが(無声域),200km前後の所で再び聞こえるようになり(異常聴域あるいは外聴域),無声域と異常聴域が3段にも4段にも繰り返す場合がある。 大気中を音が伝わる速さは,伝搬する場所の大気の温度と,媒質としての大気の風向,風速に関係する。

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