出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「病識」の意味・読み・例文・類語
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びょうしき【病識】
自分が病気であるという自覚を病識といいます。統合失調症の患者さんは、自分は病気ではない、妄想(もうそう)も本当のことである、幻聴(げんちょう)も本当に聞こえてくる、などといいますから、「病識がない」とされています。
病識がないために、受診をいやがったり、途中で治療を中断してしまうことがあります。統合失調症の場合、完全な病識をもたせることはむずかしいのですが、薬の服用や病気についての説明をくり返し行なうことで、少しずつ治療が必要なことをわかってもらうようにしています。
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びょうしき【病識 insight into disease】
自己の病気ないし障害について正しく認識でき,適切な態度がとれること。個々の症状,病気の性質,重さ,その全体などについて正しく判断できなければならないが,その程度はさまざまであり,漠然と病気と感じているにすぎない〈病感〉にとどまる場合もある。精神病ではしばしばこの病識が十分でなかったり,欠如したりする。【小見山 実】
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