デジタル大辞泉
「瘭疽」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ひょう‐そうヘウ‥【瘭疽】
- 〘 名詞 〙 「ひょうそ(瘭疽)」の変化した語。
- [初出の実例]「タカユヒニ ヒョウソウガ テマシタ」(出典:交隣須知(18C中か)一)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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瘭疽 (ひょうそ)
felon
手足の指の末端に起こる炎症。指は赤くはれ,激痛を伴う。痛みはとくに夜間に強い。原因菌はおもにブドウ球菌で,初期には皮内の炎症であるが,皮下組織に及ぶと急速に広がり,骨や腱鞘に波及しやすい。治療としては,初期には抗生剤の服用と局所の冷湿布が行われるが,化膿すれば切開による排膿が必要となる。つめの周囲に起こる瘭疽のことを爪囲(そうい)炎といい,つめの切り過ぎによってできた傷口からの感染であることが多い。炎症が爪下の広い部分に及ぶときは除爪する必要がある。
執筆者:小野 美貴子
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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