真守(読み)サネモリ

デジタル大辞泉 「真守」の意味・読み・例文・類語

さねもり【真守】

平安時代刀工伯耆ほうきの人。安綱の子。平家重宝「抜丸」の作者という。生没年未詳。

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精選版 日本国語大辞典 「真守」の意味・読み・例文・類語

さねもり【真守】

  1. 平安朝時代の伯耆国鳥取県大原の刀工。安綱の子。また、そのつくった刀剣。平家の重宝抜丸はこの人の作ともいわれる。
    1. [初出の実例]「是大原の実盛(サネモリ)二尺三寸、此身に成ても一腰ははなさぬ」(出典浮世草子男色大鑑(1687)二)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「真守」の解説

真守(2) さねもり

?-? 鎌倉時代の刀工。
備前(岡山県)畠田(はたけだ)派。初代守家の子,あるいは弟子といわれる。建治(けんじ)-正応(しょうおう)(1275-93)のころ活躍。銘は「真守」「真守造」で,太刀3口(ふり)と剣2口が重文通称弥次郎,右馬允

真守(1) さねもり

?-? 平安時代中期の刀工。
伯耆(ほうき)(鳥取県)大原にすむ。父は安綱といわれる。銘は「真守」または「真守造」で,「大原」とそえる例もある。嵯峨(さが)天皇の守り刀や平家の重宝「抜丸」を作刀した。

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