真誉(読み)しんよ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「真誉」の解説

真誉(1) しんよ

1069-1137 平安時代後期の僧。
延久元年生まれ。真言宗高野山良禅にまなび,仁和(にんな)寺の寛助から灌頂(かんじょう)をうける。高野山に持明(じみょう)院を創建し,持明院流をひらく。長承4年(1135)覚鑁(かくばん)から金剛峰寺・大伝法院両座主(ざす)をゆずられたが,翌年東寺衆徒らの反対で辞任し,高野山検校(けんぎょう)となる。保延(ほうえん)3年1月15日死去。69歳。字(あざな)は持明。著作に「柿袋」(「持明院口伝」)。

真誉(2) しんよ

1136-? 平安時代後期の僧。
保延(ほうえん)2年生まれ。鳥羽(とば)天皇の第8皇子。母は橘俊綱の娘藤壺女御。西行の「撰集抄」によれば,7歳のとき比叡山受戒。青蓮院にはいり,法眼(ほうげん)となる。19歳で筑前(ちくぜん)御笠郡小野郷(福岡県太宰府市)に隠棲(いんせい)し,翌年から消息不明という。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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