家庭医学館 「眼球振盪(眼振)」の解説
がんきゅうしんとうがんしん【眼球振盪(眼振)】
先天的な眼振と後天的な眼振に大きく分けられ、後天的な眼振は動揺視(どうようし)という症状を自覚することが多いのですが、先天的な眼振にはありません。
先天的眼振は、目の病気がもたらす視力不良による場合と、眼振以外に目に異常がみられない場合(眼球運動系の異常)とがあります。
治療法は、見る方向によって眼振が少なくなるか、なくなる位置にプリズムめがねをつける方法と、斜視(しゃし)のように手術によって目の位置をずらす方法とがあります。
後天的眼振は耳や脳の病気でおこります。耳鼻科(じびか)、神経内科、脳神経外科を受診して診察を受けてください。