石北峠(読み)せきほくとうげ

日本歴史地名大系 「石北峠」の解説

石北峠
せきほくとうげ

上川町の東端網走支庁管内の常呂ところ留辺蘂るべしべ町との間にあり、国道三九号が通る。峠名は旧石狩国と北見国の国境に位置することによる。標高一〇五〇メートル。昭和三二年(一九五七)旭川から北見方面に抜ける大雪国道が開削された。この道路は大雪山阿寒あかん知床しれとこの各国立公園を結び、北海道内陸部を横断する幹線・観光道路となった(上川町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石北峠」の意味・わかりやすい解説

石北峠
せきほくとうげ

北海道中央部,石狩山地を越す峠。上川町北見市の境をなす。標高 1050m。地名は石狩と北見の境を意味する。 1954年洞爺丸台風による大量の風倒木運搬のため,1957年自動車道が開通。旭川,網走を結ぶ国道 39号線が通過し,峠の展望台から大雪山や遠く阿寒の山々,峠を取り巻く樹海を望見できる。

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世界大百科事典(旧版)内の石北峠の言及

【留辺蘂[町]】より

…かつては日本有数の水銀生産量を誇ったイトムカ鉱山があった。町域西端,大雪道路沿いの石北峠(1050m)は広大な原生林と雄阿寒岳,雌阿寒岳などの雄大な眺望で知られ,大雪山国立公園に含まれる。無加川沿いに温根湯(おんねゆ)温泉,塩別温泉(硫黄泉,40℃),北見温泉(一名ポン湯。…

※「石北峠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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