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砕屑丘 さいせつきゅうpyroclastic cone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

砕屑丘
さいせつきゅう
pyroclastic cone

火口の周囲に火山砕屑物のみが堆積して生じた円錐形の火山体。火山砕屑丘ともいい,爆発的な噴火によってつくられる。砕屑丘は一般に小型であるが,底面積に対して比較的大きい火口を有する。構成物質の種類によって,軽石丘,岩滓丘噴石丘などと区別される。

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百科事典マイペディアの解説

砕屑丘【さいせつきゅう】

ホマーテとも。火山の種類の一つ。火山礫(れき),火山灰など爆発によって噴出した砕屑物だけからなる火山。すり鉢を伏せたような形をしており,一般に小型で直径2kmを超えるものは少ないが,火口は比較的大きい。
→関連項目火山

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世界大百科事典 第2版の解説

さいせつきゅう【砕屑丘 pyroclastic cone】

比較的に静かな噴火によって放出された火山砕屑物が火口の周囲に降り積もって生じた截頭(せつとう)円錐形の火山で,火山砕屑丘ともいう。一般に基底直径1km以下,比高200m以下と小型で,1輪廻の噴火で側火山や中央火口丘として生じるが,群在する例もある。火山砕屑物の種類によってスコリア丘(噴石丘),軽石丘,火山灰丘に三大別される。この順序で,山腹傾斜が減少し(スコリア丘で約30度),また火口が相対的に大きく,爆発程度が強く,個数が少なくなる。

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世界大百科事典内の砕屑丘の言及

【火山】より

…1回の活動によってできたこのような形の火山はマールmaarと呼ばれる。弱い爆発が続いて,火口の周囲に噴出物が積もり,円錐状の小丘ができたものは砕屑丘(火山砕屑丘)pyroclastic coneと呼ばれ,噴出物の違いでスコリア丘(噴石丘),火山灰丘,軽石丘がある。ふつうは比高200~300m程度以下で,頂上には比較的大きな火口がある。…

【火山】より

…陸上火山体の分類を表に示すが,以下に形と構造の比較的単純な場合から説明する。
[マール,砕屑丘,溶岩円頂丘]
 爆発的噴火による火山のうち最も単純なものは,マグマと地下水が接触したために起こる爆発により地表にすり鉢状の孔(爆裂火口という)があき,吹き飛ばされた物質が周囲に積もるだけのものである。噴火終了後に地下水が戻って火口湖となる。…

※「砕屑丘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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