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硫酸紙 りゅうさんしparchment paper

翻訳|parchment paper

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硫酸紙
りゅうさんし
parchment paper

パーチメント・ペーパー (まがいの羊皮紙) ともいう。半透明の薄い紙で,無味,無臭で耐水性,耐油性があるので,バター,肉類などの包装に,また通気性がないので,ビスケット,コーヒー,薬品などの包装に使う。製法は,高級品は原料に木綿繊維を用い,普通品は,木材化学パルプを用いてすいた紙を,濃硫酸で処理して繊維を極度に膨潤させたのち,完全に水洗いして乾燥させる。軟らかくするためグリセリン浴を通し,乾燥後,光沢機にかける。染色性がよいので,特殊印刷用紙としての用途もある。

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百科事典マイペディアの解説

硫酸紙【りゅうさんし】

ぼろパルプまたは化学パルプを原料とした紙を,濃硫酸で処理したのち,水洗,乾燥して作った半透明の薄い紙。無味無臭で,耐油性,耐水性がある。外観が羊皮紙に似ているので,パーチメントペーパーparchment paperともいう。
→関連項目パーチメント紙包装用紙

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世界大百科事典 第2版の解説

りゅうさんし【硫酸紙 parchment paper】

羊皮紙に似ることから植物性羊皮紙vegetable parchment,パーチメント紙とも呼ばれる。半透明の薄い紙で無味・無臭であり,緻密(ちみつ)な組織をもっているので,耐油性,耐水性がある。その性質を利用してバター,チーズ,肉類などの包装に用いる。古くは木綿ぼろから作り,サイズを施さない紙であったが,現在では質量40~80g/m2のさらしクラフトパルプから作る。まずシートを濃度62~68%の硫酸で処理してセルロースを膨潤させたのち,順次低濃度硫酸で処理し,十分水洗して脱酸してから乾燥する。

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大辞林 第三版の解説

りゅうさんし【硫酸紙】

加工紙の一。パルプから抄造した原紙を濃硫酸に通して表面の繊維を変性させたもの。薄くて耐水・耐油性がある。バターなどの食品や薬品の包装紙、特殊印刷用紙などに使う。パーチメント紙。擬羊皮紙。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

硫酸紙
りゅうさんし

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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