20世紀日本人名事典 「神保光太郎」の解説
神保 光太郎
ジンボ コウタロウ
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
詩人。山形市に生まれる。京都帝国大学独文科卒業。在学中、大山定一(ていいち)らと知り、また更科源蔵(さらしなげんぞう)、真壁仁(じん)らの『至上律』に参加。その後も『詩と散文』『磁場』『麺麭(パン)』などの詩誌に加わり、1935年(昭和10)『日本浪曼(ろうまん)派』の同人となった。初期のリアリズム的立場から伝統詩を視野に入れたロマンチシズムに傾いていったのがこの時期である。翌年『四季』に加わった。詩集に『鳥』(1939)以下8冊がある。「風のひびき/林の尽きた斜面/旅人は迷つてゐる/風の残した白い道」(『青の童話』「道」)。ゲーテ以下ドイツ文学に関する翻訳、エッセイ集や児童詩集などもある。日本大学教授も務めた。
[角田敏郎]
『『神保光太郎全詩集』(1965・審美社)』▽『秋谷豊著「神保光太郎」(『現代詩鑑賞講座10』所収・1969・角川書店)』
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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