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秋田県の民謡。江戸時代の寛文(かんぶん)年間(1661~1673)藩主の佐竹侯から手踊りの所望があったとき、家臣が「やわら」の手を加えて藩の子女に習わせ、この民謡を歌いながら藩主の前で踊らせたので『御国(おくに)音頭』といっていた。歌詞は唄(うた)というより、おもしろおかしい地口の連続で、三味線や笛、大太鼓、摺鉦(すりがね)などで伴奏する。この『御国音頭』はしだいに活力を失ってきたが、同県羽後(うご)町の西馬音内(にしもない)地区の盆踊りに入って『トル音頭』となり、また仙北(せんぼく)市角館(かくのだて)町の祭礼に取り入れられて『仙北音頭』となった。それが県全域に広まったので『秋田音頭』とよばれ、盆踊り唄としても歌われている。『秋田甚句(じんく)』や『秋田おばこ』とともに秋田県の代表的な民謡である。
[斎藤 明]
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