デジタル大辞泉 「空喜び」の意味・読み・例文・類語 そら‐よろこび【空喜び/空▽悦び】 1 なんとなくうれしく思うこと。「この馬こそはや我が物よと思ひつつ―して」〈盛衰記・一九〉2 喜んだかいのないこと。ぬかよろこび。「身共も公家になる楽しみ。―の裏が来て、恥をさらす縛り縄」〈浄・手習鑑〉[類語]喜び・満悦・愉悦・喜悦・祝い・祝賀・賀・喜色・歓喜・歓心・狂喜・驚喜・随喜・大悦・恐悦・法悦・愉楽・悦楽・愉快・大喜び・糠喜び 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「空喜び」の意味・読み・例文・類語 そら‐よろこび【空喜・空悦】 〘 名詞 〙① 何となくうれしく思うこと。[初出の実例]「高綱馬に打ち乗り、此の馬こそはや我が物よと思ひつつ、空(ソラ)悦して」(出典:源平盛衰記(14C前)一九)② よろこぶかいのないことによろこぶこと。喜んだかいのないこと。ぬかよろこび。[初出の実例]「行さき見えぬ空悦び」(出典:浄瑠璃・舎利(1683)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例