立葵(読み)タチアオイ

デジタル大辞泉の解説

たち‐あおい〔‐あふひ〕【立×葵】

アオイ科の越年草。高さ約2メートル。葉は心臓形で浅い切れ込みがある。花茎は長く、梅雨のころに、紅・白・紫色などの大きな花を下から上へ順に開く。観賞用。はなあおい。つゆあおい。からあおい。あおい。 夏》「三方に蝶のわかれし―/汀女

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大辞林 第三版の解説

たちあおい【立葵】

アオイ科の越年草。地中海沿岸原産。観賞用。高さ約2メートル。葉は心臓形で掌状に浅裂する。六月頃から茎が伸び葉腋ごとに大形の五弁花をつけ、長い花穂をつくる。花色は紅・桃・白・黄・紫など。唐から葵。花葵。梅雨葵。ホリホック。 [季] 夏。
エンレイソウの別名。
葵紋の一。茎のある葵の葉三つを杉形すぎなりに立てた形のもの。 →

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精選版 日本国語大辞典の解説

たち‐あおい ‥あふひ【立葵】

〘名〙
① アオイ科の越年草。地中海地方原産で、観賞用に庭園に栽培される。高さ約二メートル。全体に毛を密生。葉は長柄をもち心臓状円形で浅く五~七裂し、縁に鋸歯(きょし)がある。初夏、葉腋に一個ずつ径一〇センチメートルぐらいのラッパ形の五弁花が咲く。花は赤・紅・白・黄・黒色などで八重咲きのものもある。漢名、蜀葵。はなあおい。つゆあおい。からあおい。《季・夏》
※俳諧・犬子集(1633)三「作るこそ実名をえたるたち
② 植物「えんれいそう(延齢草)」の異名。〔物品識名(1809)〕
③ 紋所の名。茎のある葵の葉三つを杉形(すぎなり)に立てた形を図案化したもの。
※歌舞伎・日本晴伊賀報讐(実録伊賀越)(1880)五幕「立葵(タチアフヒ)の紋散らしの襖」

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