笠置山地(読み)かさぎさんち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

笠置山地
かさぎさんち

奈良,三重,滋賀,京都の4府県境を占める地塁山地。ほぼ南北に連なり,木津川峡谷以北の信楽山地と以南の大和高原に分れるが,狭義には大和高原のみをさす。中央部を木津川が横谷をなして横切る。南岸笠置山がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

かさぎさんち【笠置山地】

大和高原ともいう。奈良県の北東部と京都府,三重県が隣接する付近を南北にのびる山地。山地の標高は北部で200~300m,南部で500~600m,ほぼ400~500mの高原状の山地で,鮮新世初めに形成された準平原が隆起して,隆起準平原となったものである。多くの断層が見いだされ,西は三百断層(春日山断層)で奈良盆地と,北は木津川断層に沿う木津川峡谷により信楽(しがらき)山地と,南は名張断層に沿う宇陀川河谷によって竜門山地と,東は花ノ木断層,笠間断層などの雁行する断層により上野盆地と接している。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔京都府(奈良県)〕笠置山地(かさぎさんち)


京都府南東部から奈良県北東部にまたがる山地。西は奈良盆地、東は上野(うえの)盆地に区切られ、北は宇治(うじ)川の河谷、南は宇陀(うだ)川と初瀬(はせ)川沿いの断層崖(だんそうがい)に限られる。標高約400~600mの隆起準平原で起伏が少なく、最高峰は京都府南部の鷲峰(じゅうぶ)山(標高682m)。木津(きづ)川以南の大和(やまと)高原を狭義の笠置高原ともいう。後醍醐(ごだいご)天皇の行在所(あんざいしょ)だった笠置寺などの社寺や史跡が多い。西部は大和青垣(あおがき)国定公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

笠置山地
かさぎさんち

京都、三重、奈良の府県境にある山地。南北方向に隆起軸をもつ標高500メートル内外の低い地塁性山地で、起伏が少なく高原状を呈するので、南部は大和(やまと)高原ともよばれる。北は木津(きづ)川が東から西に流れ、南は初瀬(はせ)川と宇陀(うだ)川の谷によって、高見山地と境する。また奈良盆地に臨む西端部には、若草山(三笠山)、三輪(みわ)山などの史跡に富む山が多い。一部は大和青垣国定公園に含まれる。広義には、木津川以北、滋賀県側の信楽山地を含む。[織田武雄]

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