恰幅(読み)カップク

デジタル大辞泉 「恰幅」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「恰幅」の意味・読み・例文・類語

かっ‐ぷく【恰幅】

  1. 〘 名詞 〙 肉づきを主にしてみた場合のからだのかっこう。かっぽく。かっぽこ。
    1. [初出の実例]「お前さんは宜(いい)御肉合(カップク)御座(ぜ)へやすねへ」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)三)

かっ‐ぽこ【恰幅】

  1. 〘 名詞 〙かっぷく(恰幅)
    1. [初出の実例]「お手まへは弁舌といひ、よいかっぽこにて、あさましいすぎはひを召るるはせうし千万」(出典:浄瑠璃・曾我五人兄弟(1699頃)五)

かっ‐ぽく【恰幅】

  1. 〘 名詞 〙かっぷく(恰幅)
    1. [初出の実例]「いづれも敵がたの一通りよくなさるる。第一かっほくあくにんがたによし」(出典:評判記・役者口三味線(1699)京)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android