… 日本の場合,古典的な伝統芸術における〈歌い物〉は別として,近代的な意味での芸術歌曲を初めて作ったのは,ヨーロッパに留学してドイツ歌曲の芸術性にふれた滝廉太郎や山田耕筰であった。その後,フランス近代音楽の技法を採り入れた橋本国彦(1904‐49)や民族的な要素を強調する箕作秋吉(1895‐1971)など,多くの作曲家が歌曲を手がけて今日にいたっている。【服部 幸三】。…
※「箕作秋吉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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