篩う(読み)フルウ

デジタル大辞泉 「篩う」の意味・読み・例文・類語

ふる・う〔ふるふ〕【×篩う】

[動ワ五(ハ四)]
ふるいにかけてより分ける。「灰を―・う」
ある基準によってより分ける。選抜する。「試験で―・ってから面接を行う」
[可能]ふるえる
[類語]より分ける選ぶすぐる選択する取捨する選定する選考する選別するセレクトするピックアップする選び出す選び取る選り出す選出する取捨選択二者択一選り取り見取り抽出

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「篩う」の意味・読み・例文・類語

ふる・うふるふ【篩】

  1. 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙
  2. (ふるい)に掛けて物をより分ける。
    1. [初出の実例]「ねずみの家米(よね)(つ)き不留比(フルヒ)木をきりて引ききりいだす四つといふかそれ」(出典歌経標式(772))
    2. 「綺麗に篩(フル)った灰を」(出典:雁(1911‐13)〈森鴎外〉二一)
  3. ある基準にもとづいて選び分ける。より分ける。選抜する。
    1. [初出の実例]「二十五人のその臨時雇のうちからさらに篩って五人だけ見習生に取立てた」(出典:春泥(1928)〈久保田万太郎〉三羽烏)

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