選り分ける(読み)ヨリワケル

デジタル大辞泉 「選り分ける」の意味・読み・例文・類語

より‐わ・ける【選り分ける】

[動カ下一][文]よりわ・く[カ下二]ある基準に従って区別する。また、基準にかなうものだけを選び取る。選別する。えりわける。「粗悪品を―・ける」
[類語]選ぶすぐるふる選択する取捨する選定する選考する選別するセレクトするピックアップする選び出す選び取る選り出す選出する取捨選択二者択一選り取り見取り抽出

えり‐わ・ける【選り分ける】

[動カ下一][文]えりわ・く[カ下二]一定の基準に従って区分けする。また、基準にかなうものだけを選ぶ。選別する。よりわける。「リンゴを―・けて市場に出荷する」

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精選版 日本国語大辞典 「選り分ける」の意味・読み・例文・類語

より‐わ・ける【選分】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]よりわ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 選び分ける。選んでよしあしを区別する。選別する。えりわける。よりわかつ。
    1. [初出の実例]「浜様のになされと散らばりし歌留多選分(ヨリワ)けて」(出典:門三味線(1895)〈斎藤緑雨一一)

えり‐わ・ける【選分】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]えりわ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 多くのものを程度種類などによって別々にする。選別する。よりわける。
    1. [初出の実例]「何にても一つ袋にて取納めて、我家に帰りて用に随てえり分て受用す」(出典:連歌比況集(1509頃))

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