コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

粒状斑 リュウジョウハン

5件 の用語解説(粒状斑の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

りゅうじょう‐はん〔リフジヤウ‐〕【粒状斑】

太陽の光球面を撮影したとき、一面に見られる白い粒状の斑点模様。対流によって上昇したガス塊の頭部と考えられ、平均寿命は数分。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

粒状斑【りゅうじょうはん】

太陽の全表面にわたって多数存在する米粒状の小斑点。観測条件が特によいとき,太陽周縁付近の暗い所に観察される。平均直径1000km。数分程度の寿命で消滅する。上昇する熱いガス塊が明るい斑点として見えるもの。
→関連項目光球

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

りゅうじょうはん【粒状斑 granule】

太陽の表面全体に分布している粒々の斑点。地上の空気の乱れの少ないときに,望遠鏡により太陽の拡大写真を色フィルターをかけて撮影すると,太陽面は多角形状のさしわたし約1000kmの明るい斑点におおわれていることがわかる(太陽半径は69.6万km)。斑点と斑点の間は細い暗い筋となって見える。肉眼で見える太陽表面は光球と呼ばれ厚さ約400kmの層であるが,そこではエネルギーの流れは放射で伝達されている。その直下に厚さ約20万kmにわたって対流でエネルギーが運ばれる層があるが,その最上層が光球をとおして見えるために,上昇する熱いガス塊が明るい斑点として見え,下降する冷たいガス塊が暗い線条となって見えている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

りゅうじょうはん【粒状斑】

太陽面の光球上に見える、米粒を散布したような白い斑点。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

粒状斑
りゅうじょうはん

太陽面上に見える粒状の模様。光球の下部にある対流層から熱いガス塊が上昇して光球にまで達する。その頭部が粒状の斑点として見える。大きさは約500キロメートルで、地球から見た視角は1秒角以下という小さいものである。シーイング地球大気の空気の乱れに起因する天体像のゆらぎ)がよいときに観察できる。大気圏外の科学衛星から詳しく観測できるようになった。ときには、粒状斑の境に明るい筋が現れる。これをフィリグリーとよぶ。粒状斑の対流運動で磁場が集められた領域と考えられている。[日江井榮二郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の粒状斑の言及

【光球】より

…これに対し光球より下の対流層では,対流によって熱が伝えられている。色フィルターを通して太陽面の拡大写真を撮ると,太陽全面が約1000kmの大きさの明暗の斑点に覆われていることがわかるが,この斑点を粒状斑と呼んでいる。これは対流の現れであり,光球層というフィルターを通して対流層の最上層を透かして見ていることになる。…

【太陽】より

…光球のモデルは,エネルギーが放射の形で流出しているという放射平衡と,大気が静水平衡にあるという仮定から,今までに述べた種々の観測に合致するように導き出され,ほぼ完成の域に達しているといえよう。 黒点や白斑は光球の現象であるが,その外に,太陽像の良好な場合には,粒状斑が光球のほぼ全面を覆っているのが認められる。これらは1000km程度の大きさのふぞろいな多角形の構造であり,そのおのおのは8分くらいの寿命をもっている。…

※「粒状斑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

粒状斑の関連キーワード光球白斑平均太陽時軽鴨べた一面灰色ペリカンシェリントンの法則突きはぜ麹と総はぜ麹ツブラバー

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone