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粘液酸 ねんえきさんmucic acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

粘液酸
ねんえきさん
mucic acid

ムチン酸ともいう。化学式 HOOC(CHOH)4COOH 。無色の結晶。温水にいくらか溶け,アルコールに不溶。融点 213~214℃。D-ガラクトースの末端のアルデヒド基と第一アルコール基をカルボキシル基に酸化した化合物。ガラクトースの定性,定量に用いられるほか,ピロールの製造原料ともなる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ねんえきさん【粘液酸 mucic acid】

ガラクトースの糖酸で,ガラクト糖酸,ガラクタル酸galactaric acid,あるいはムチン酸とも呼ばれる。化学式C6H10O8。ガラクトースまたはその誘導体を含む物質(木材からとれるガラクタンやトウモロコシのペントサンなど)を硝酸で酸化すると得られる。融点225℃の結晶。メソ型の立体異性体に相当するため,不斉炭素原子が存在するにもかかわらず光学活性を示さない。フェーリング液を還元しないという糖酸の一般的性質を示すが,アンモニア性硝酸銀とは反応する。

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