コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

経営財務 けいえいざいむmanagerial finance

3件 の用語解説(経営財務の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

けいえいざいむ【経営財務 managerial finance】

企業はその活動を行うために,さまざまの源泉のなかから資金を調達し,各種資産の購入のために資金を投下しなければならない。企業において,投資の意思決定およびそのために必要な資本調達の決定を行う機能を経営財務,あるいは財務管理financial management,企業財務企業金融business financeという。現代においては,株式会社が中心的な企業形態であるので,単に経営財務というときには,株式会社財務corporate financeを指すことが多い。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

経営財務
けいえいざいむ

経営において生産要素の一つである資本の問題を扱う領域をいう。その範囲と問題性に関しては二つの考え方がある。第一は、資本の調達および処分について手段と方法のみを問題にするもので、資本調達、会社金融、株式会社財務などの名称でよばれる伝統的経営財務である。このような経営財務では、大規模な株式会社の普及による証券資本の調達をおもな問題とする。すなわち、各種の株式や社債の種類を法律的・経済的に詳細に説き、それを中心に、株式会社の設立手続、運転資本の調達、株式・社債の発行手続、利益処分、合併や企業整理の財務上の問題などを取り扱う。これに対して第二の立場は、前述の資本調達中心の経営財務を外部投資機関本位の考え方であると批判し、真の経営財務の問題は、資本をいかに運用するかという経営の見地から資本の調達と運用を一貫した論理で問題にすべきであるとする。これが財務管理論の名でよばれるものである。そこでは、経営活動を資本の転換過程もしくは資金の流れとしてとらえ、この流れを左右する中心問題は投資であると考える。そこで、投資に関する意思決定が資産選択、資本コストリスクなどとの関連で問題にされ、これを中心にして資本調達、資産の運用・管理、運転資本管理利益管理などを取り扱う。その手法には、近代経済学の数理的な分析方法が多く用いられるようになってきた。[森本三男]
『亀川雅人著『新版 企業財務の物語』(1998・中央経済社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

エンゲルの法則

家計の総消費支出に占める飲食費の割合 (エンゲル係数 Engel coefficientと呼ぶ) は,所得水準が高く,したがって総消費支出が大きいほど低下するというもの。エンゲル係数は国民の消費生活面...

続きを読む

コトバンク for iPhone

経営財務の関連情報